多数決の罠 


多数決は人と人の殺し合いに酷似している

酷似していると言うよりは、多数決そのものが人の殺し合いであるといっても過言ではない
多数派は少数派の意見を殺し、多数派は最後には少数派を殺す
そして多数派の中では更に多数決が行われ、その中で再び少数派が消えていく

多数決は多数派が最後の二人になるまで終わらないのだろう
そして殺し合いが多数決と違うのはそれが最後の二人になろうとも終わりはしないことだ
残る二人はどちらかの意見を生かすためにもう一人を殺すのだろう

そして最後に残された一人は自身の孤独に耐えられず、自身を殺すという意見に殺されるのだろう